年齢を経てますます大切なのは、毎日を機嫌よく過ごす力「ごきげん力」ではないでしょうか。
人生いいこともあれば、悪いこともある。馬が合う人もいれば、合わない人もいる。でも、どんなときでも「ごきげん力」さえあれば、大丈夫。
元吉本興業の名物マネージャーで、現在、「笑い」や「元気」などをテーマに年間300回ものセミナー・講演を行う大谷由里子(52歳)さんがお送りする「ごきげんに生きるための方法」。
大人気イラストレーターの上大岡トメさんのコラボ4コマも同時連載中です!
また、連載好評につき、なんと一冊の書籍になりました! 『ごきげんで生きる48の方法』、現在、好評発売中です!
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考えたら、わたしの人生、いつも何かに追われている気がする。
子どもの頃は、宿題、テスト、習い事、後片付けにお手伝いに追われていた。
「早くしなさい」
「まだ、できてないの?」
と、いつも母や父に責められてきた。
しかも、わたしは、勉強嫌いだったし、人の話を聴いていないし、何をやるのも遅かった。
だから、責められて追われるたびに、とても辛かったし、
「わたしなんて、本当にダメな人間なんだ」
と、子ども心にネガティブになっていた。
そして、中学、高校も相変わらずテストに受験にクラブ活動に追われていた。
中学生の時、テニス部だったわたしは、クラブだけでなく、コートの整備、朝練、練習試合に追われていた。