子どものための料理教室「リトルシェフクッキング」代表の武田昌美さんが、子どもと料理を楽しむコツや、レシピを紹介します。忙しい毎日のなかで、小さな子どもと料理をするのは大変そうですし、安全面も心配です。でも、コツさえつかめば大丈夫。親子のコミュニケーションにもなるし、親の知らない子どもの才能をのばすきっかけになります。なにより、一緒に作った料理は格別ですよ。
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新型コロナウイルスの感染を避けるために、家のなかで過ごす時間が増えた方は多いかと思います。子どもたちは遊びに行けず、ストレスをためています。一方、子どもが家にいる分、ごはんを作る回数が増えて親も大変……、こんなときこそ親子で料理をしてみませんか?
「子どもが手伝うと手間がかかってかえってストレスになる」と思う方は多いかもしれません。たしかに手間は増えますが、ちょっとした工夫と心がけで、親子クッキングは楽しいものに変わります。
まず用意していただきたいのは、キッチン専用の子ども用ハサミ。ネギや海苔など、子どもにちょっとしたものを切ってもらうのに役立ちます。
作業中のコツは、子どもの手元ではなく、目を見るということ。手元を見るとついつい慣れない手つきに心配になったり、イライラしたりするかもしれません。子どもの真剣なまなざしを見て、温かい気持ちで見守ってあげましょう。
頑張りすぎないこと、無理をしないことも大切です。主菜、副菜、汁物……、とたくさんの品数を用意することはあきらめて、美味しいひと皿を楽しく作ることに専念しましょう。
子どもは料理を作るワクワク感でいっぱいで、品数なんて気にしません。
自分が作った料理が食卓に並ぶとき、子どもは親からみると大げさなくらい得意気な顔をしているはず。ここぞとばかりに、思い切りほめてあげてください。