テレビ朝日の報道番組「報道ステーション」のメインキャスターを務める富川悠太アナウンサー(43)が新型コロナウィルスに感染していることを4月12日にテレビ朝日が発表。局内外に大きな衝撃を与えた。
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富川アナの陽性判明後、報ステのスタッフルームやスタジオなどは複数回に渡って徹底的に消毒され、富川アナがおもに使っていたエリアは封鎖して使用禁止にしたという。まさに、“社内ロックダウン”が行われたのだ。
これより前の9日には、グループ会社の30代の女性社員が新型コロナウィルスに感染したと発表されていた。このため、この女性の件と富川アナの感染に関連があるのではないか、という見方も出たが、テレビ朝日の中堅社員はこう疑問を呈する。
「あたかも彼女発の感染の流れにしようという報道には疑問を覚えます。印象操作ではないか。彼女の業務と富川アナとは全く接触がありません。彼女は番組制作に関わるポジションではなく、出演者らと接する業務ではありませんでした」
富川アナは今月3、4日の朝に38度の発熱があったが、平熱に戻ったので翌週6日から通常通りに出演。しかし、7日の本番中に痰が絡んでかすれ声になり、8日ごろには息切れを感じたが、9日まで出演を続けたという。その9日、富川アナは社に体調不良を報告。発熱のあった3日から1週間近くが経っていた。10日に都内の病院でCT検査をしたところ軽い肺炎の症状が見られ、11日にPCR検査を受けたところ陽性反応が出たという。
「9日の本番中は明らかに様子がおかしく、局内でも、どうしたんだ、様子がおかしいという声が上がっていました。本番終了後、歩けないくらいの状態だったそうです」(テレビ朝日関係者)
15日放送の報ステではさらに詳細が説明された。富川アナは、4日には番組のチーフプロデューサーにLINEで、「倦怠感も息苦しさもないがちょっと熱っぽい。明日、様子を見て受診を考える」と相談していたが、体調に問題がなかったため、受診しなかった。