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新型コロナという非常事態下では、多くの人々がストレスと不満を抱えているため、炎上が起きやすいです。政治家や芸能人や海外のセレブなどの有名人は、新型コロナに関する発信や発言で炎上を起こしています。
最近では、岡村隆史さんが風俗で働く女性について発言し、炎上しました。コロナ禍で配慮に欠ける発言とされ、SNSでも大きな波紋を呼びました。相方の矢部浩之さんも、彼の発言については苦言を呈していました。
おそらく、岡村さんは自分の発言の何が問題だったのかを理解していないと思います。多くの炎上が起こる原因は2つあり、本当に倫理的にアウトな言動をしている場合と世間の常識と自分の常識がズレているパターンです。いい歳した有名人が炎上を起こす原因は、圧倒的に後者です。
岡村さんの場合も、悪気や悪意はなく、ただ自分の意見を率直に述べたのだと思います。その意見が世間の一般的な感覚とずれていたために共感を得られず炎上したのです。通常であれば深夜のラジオ番組のテンションや彼のキャラクターとして許されたのかもしれませんが、コロナ禍で世間がストレスを抱えている状態では、炎上の火種となりました。
岡村さんに限らず、大御所と呼ばれる有名人や才能ある人や立場が上の人に対しては、周囲の人々も意見を言いづらい環境になります。それでも、有名な方々や影響力のある人の感覚が世間一般とずれないように、周囲がサポートしなければ、今回のような炎上が、他の人でも起こります。SNSやインターネット上でのバッシングはその人の今後の活動にも大きな影響を与えます。
そして岡村さんの失言に関して注目すべきは、通常時の炎上に比べて反応が過剰であることです。確かに、彼の発言はコロナ禍で経済的に苦しい状態になる女性たちへの配慮にかけるものでした。コロナ禍で大変な時期に、人の不幸を願うような発言であり、内容が下世話であるのも事実です。受け止める人によっては女性蔑視と捉えられるのかもしれません。