東日本大震災の被災地のなかでも特に被害がひどかった宮城県石巻市雄勝町に住民票を移して復興支援を行う、事業家兼漁師の立花貴氏。作家・林真理子さんが、首都圏在住の人たちと被災地をつなぐ懸け橋としての役割について話を聞いた。
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林:東京と石巻の間を、もう何往復したとおっしゃってましたっけ。
立花:今日で125往復目です。
林:石巻って、仙台からさらに2時間ぐらいかかるんですよね。
立花:2時間半ぐらいかかりますね。
林:今はどのぐらいかかわってらっしゃるんですか。
立花:もうフルに。東京から約6時間です。東京に戻るのは月曜日と金曜日の2日だけで、今回も、今日は金曜日なので早朝に戻ってきましたが、あした土曜日の朝4時に渋谷から出て被災地に人を運びます。ふだんはこれを週に2回繰り返すという感じです。
林:東京の人でも、被災地にボランティアとかお手伝いに行きたいと思っている人、いっぱいいると思うんです。でも、どうやって行ったらいいのかわからないから、みんな足踏みしているわけですけど、そういう人たちを連れていってあげているわけですね。
立花:そうです。最近、東京の企業で話をさせてもらう機会も多いので、「一緒に乗っていきましょう。あした行きます」みたいな感じで、企業の有志の方を乗せていってしまうんです。述べで700人ちょっとぐらい被災地に連れていきました。
2012年4月27日号