たしかに、有名人の子どもの顔を世間に晒すことは様々なリスクが予測されるだろう。エハラはこうした批判に自らの言葉で反論し、ファンの間では「問題なし」となったようだ。

 昨今のこうした「新潮流」に関して、お笑い評論家のラリー遠田氏はこう分析する。

「ユーチューバーが大金を使ってバカバカしい企画をやったり、贅沢な暮らしを見せたりすることで、主な視聴者層である子どもや若者は彼らに憧れを持つようになりました。テレビよりも視聴者との心理的な距離が近いので、本音や本当の話というのがウケやすい傾向にあります。リアルな年収を発表したり、給料明細を見せたりする企画が多いのもそのためでしょう。他方、芸能人ユーチューバーの親子共演は、子どもという題材が万人受けする魅力的なコンテンツだから。単純にかわいいですし、突拍子もない言動がくすりと笑えたりする。芸能人の場合、子どもをすでにテレビに出演させているケースもあるので、抵抗が少ないという人が多いのでしょう」

 コロナ禍の中で、ユーチューブ上ではさまざまな試みが行われている。引き続き新しいコンテンツや流行が生まれることを楽しみにしていきたい。(黒崎さとし)

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