放送作家でコラムニストの山田美保子氏が楽屋の流行(はや)りモノを紹介する。今回は『トレイン』の「女の欲望 神の手ブラ」。
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オンもオフも薄着になる夏が到来。女性タレントにとっても“最愛ブラ”を探す季節がやってきた。
夏のブラの悩みといえば、まずは締め付けによる“暑苦しさ”。そして、どんなにスリムなモデルさんとて気になる“ハミ肉”、ますます重力に逆らえなくなった“垂れ”ではないか。
それらを解消してくれるのが、シリコンストッパー付きの太腿丈ストッキング「ステイフィット」の大大ヒットや、シェイプアップインナー「女の欲望シリーズ」でクリーンヒットを飛ばし続けている『トレイン』の「神の手ブラ」だ。
もともと、モデルやタレント、女優らの顧客が多い同社だが、特にインナーには根強いファンが多い。
「神の手ブラ」は発売のタイミングがStay Homeの時期と重なったことにより、「おうちブラ」「ナイトブラ」として、サイズ違い(ナイトブラは、ワンサイズ上)で購入する顧客が続出。「油断をしていると垂れてしまう一方」の胸が“神の手”型の特殊パッドで「引き寄せられて助かった」という。ズレずにバストラインが一瞬で決まる秘密は左右一体型のパッドにある。さらに、この時期は本当に有り難いメッシュ素材なので、胸の谷間もアンダーも蒸れずに快適。
レッグウェアブランドとしてのノウハウを生かし、360度ストレッチの快適シームレス素材というのもウリだ。ブラというと「寄せて上げて」と、谷間にばかり気持ちがいってしまいがちだし、それをウリにするメーカーは多いが、実はそれと同じか、それ以上に女性が気にするのは、ブラを着けたときの後ろ姿。「神の手ブラ」には、どこにもホックが付いておらず、特に背中にホックがないということは、どんなに薄手の服を着ていても響かないし、椅子の背もたれにしっかり寄りかかっても痛くならないし、下着痕が付きにくいのは、「仕事で急に『背中が開いたドレスを着て』と言われたときも助かる」とは著名なモデルの弁。脇高&幅広のサイド設計は、「ハミ肉ゼロ後ろ姿」も約束してくれるのである。