ジャニーズ事務所(C)朝日新聞社
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 22日、ジャニーズ事務所の人気グループ「TOKIO」の長瀬智也(41)が来年3月末で退所することが発表された。さらにTOKIOメンバーの城島茂(49)、国分太一(45)、松岡昌宏(43)の3人が同事務所の関連会社「株式会社TOKIO」を設立することも明らかになり、今後の動きが注目されている。

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 同事務所の公式ホームページの発表によると、退所後は「少年時代にジャニーから教えられた“人の個性を大切にする”という考え方のもと、長年培ってきたクリエイティビティーを生かし、他事務所に所属することなく、裏方としてゼロから新しい仕事の形を作りあげていくことになりました」とされている。

 一方、来年4月に「株式会社TOKIO」を設立する3人は城島が社長、国分と松岡が副社長として今後も芸能活動を続けていく。

 今回の発表を受けて、各メディアではさまざまな報道がされているが、ある芸能事務所のベテランマネジャーは長瀬独立の背景をこう語る。

「長瀬さんは音楽活動にとても情熱を注いでいましたが、元メンバーの山口達也さんの脱退後は、TOKIOのバンドとしての活動は制限されていました。これにジレンマを感じていた長瀬さんは独立を決断をしたとみられています。くしくも、公式発表でも『“人の個性を大切にする”という考え方のもと』という説明がなされていますが、事務所サイドや他のメンバーが、以前から音楽活動に情熱を傾けている長瀬さんの“個性”を尊重し、独立を許した格好でしょう」

 実際、発表後に一部報道陣の取材に応じた城島と国分、松岡の3人は、数年前からメンバー同士で今後の活動の方向性について話し合いを行っていたことや、長瀬から脱退、退所の意向を伝えられて背中を押すことにしたと明かしている。

 同事務所退所後は「長瀬が干されるのではないか?」という臆測も出たが、前出のマネジャーはこう否定する。

「ジャニーズ事務所に多少なりともそうした意思があれば、わざわざ創業者のジャニー喜多川元社長の名前まで出してエールを送るようなコメントは出さないでしょう。城島さんと国分さん、松岡さんも強調していたように、円満な形での退所であり、事務所の“のれん分け”だと思います」

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ジャニーズ事務所とTOKIOの強固な信頼関係