AERA 2020年8月10日-17日合併号より
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 テレワークの普及により、多くの人が都会を脱出し始めた。では、どこに住めばよいのか。「コロナ移住」を特集したAERA 2020年8月10日-17日合併号では、コロナ時代の後悔しない移住先ランキングを発表。北海道・東北エリア、関東エリアの結果を紹介する。

【アエラが独自分析】後悔しない「コロナ移住先」ランキングはこちら

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 憧れやイメージだけで移住先を決めてしまうと、現実とのギャップに「こんなはずじゃなかった」となりかねない。そこで今回アエラは、不動産の目利きであるSUUMO編集長池本さんと、移住の専門家である移住情報誌「TURNS」プロデューサー堀口正裕さん(48)の2人に協力を依頼。コロナ時代の「後悔しない移住先」を見極めるために重要な八つの指標を決めた。

 まず池本さんが挙げたのは「広い家に住める街」だ。池本さんは「オフィスの役割が住まいに入ってくるわけですから、ワークスペースを確保できる広い住まいが必要になります」。

 二つ目は「大規模商業施設が充実した街」。様々なエリアが住民からどれぐらい愛されているかを調べたSUUMOの調査によると、大規模商業施設がある街は「住民からの愛され度」が高いという傾向が、特に郊外の街で顕著だったという。

 三つ目は「カルチャーを感じる施設がある街」。こちらも「愛されている街」の調査で、愛され度に大きく影響する項目だったという。池本さんは「ウィズコロナの時代、自宅周辺の滞在時間が長くなるので、そのエリアにカルチャー要素が充実しているかも大切です」と話す。

 四つ目は「将来伸びる街」。人口が増えていく街では暮らしの利便性が増していくことが期待できるし、不動産を購入した場合は将来価値にも影響する。池本さんは、「商業集積のある中核駅よりも、その恩恵を受けながら静かで広い家を確保しやすい“中核駅の隣町”がこれからの狙い目かもしれません」と言う。

 ここからは、移住の専門家である堀口さんに聞いていこう。

 五つ目として堀口さんが挙げるのは、「子育てのしやすい街」。「少子高齢化の人口減少時代だけに、子育てしやすい街であることは絶対条件」と指摘する。子育てだけではなく、女性を大切にする街なら安心して住めると話す。

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