
アルファベットに決まった書き順はない!
【写真】日本とアメリカは幼児向け学習ドリルでもこんなにも違う!
って、知っている人にとってはなんてことない事実なのでしょうが、私には衝撃でした。それを知ったのはツイッター。アメリカ在住日本人の方々が、驚きと共にこんな投稿をシェアしていたのです。「アルファベットの大文字Mって、どうやら色んな書き順があるらしい!」と。日本で教育を受けた身としては、とても不思議でした。だって日本の漢字、漢字から生まれたひらがな・カタカナって、必ず決まった書き順があるでしょう。書き順を間違えたらテストで減点されるくらい、厳密なルールとして定められています。その書き順が、アメリカのアルファベットにはないの? 戸惑った私は、実地調査を開始しました。
まずは、近所の本屋さんへ向かいました。本棚の幼児向け教材にできる限り目を通し、Mの書き順をどう指導しているかチェック。結果、計14の出版社から発行された教材が見つかり、書き順は以下の3種類存在することがわかりました。
【1】1角タイプ(左下から、ざくざくと一筆で書く)
【2】2角タイプ(最初に左端の縦線を上から下に→残りは一筆で書く)
【3】4角タイプ(左端の縦線→右端の縦線→左側の斜め線→右側の斜め線の順に、すべて上から下に書く)
文章で説明するとややこしいので写真を見ていただきたいのですが、左から順に【1】、【2】、【3】です。右へいくにつれ画数が増え、複雑になっています。
【1】は1社のみ採用
【2】は9社が採用
【3】は2社が採用
残り2社は書き順の記載なし
と、教材界では【2】の書き順が主流のようでした。
次に、小学1年生の姪っ子にMの字を書いてもらいました。アメリカの義務教育は日本でいう幼稚園年長から始まり、アルファベットもその年から本格的に習います。昨年アルファベットの書き方を習ったばかりの姪っ子は果たしてどう書くのかというと──。
結果は、シンプルな【1】。意外にも、教材界主流のやり方ではありませんでした。そうか、学校ではそうやって習ったんだね。