工藤早春
三谷幸喜さんが脚本・監督を務めるドラマ（シットコム）に主演する香取慎吾さん。香取さんが演じる役は、ラーメンの麺のような髪形がトレードマークのお家大好き青年・舎人君。STAY HOMEの達人だ。
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「やっとお届けできる、という気持ちです」
香取さんに、最新主演ドラマが配信される感想を聞くと、ほっとしたように、答えた。
数々の名作を創り出した三谷幸喜×香取慎吾のコンビ。二人の最新作「誰かが、見ている」が、9月18日から、Amazon Prime Videoで独占配信される。
香取さんが演じるのは、いろいろなことに挑戦して失敗するが、その様子が見ている人を和ませる青年・舎人君。コロナの流行がおさまらず、家で過ごす時間が増えている人にピッタリの「STAY HOMEのためのドラマ」だ。そう問いかけると、香取さんは頷いた。
「収録中は、配信がいつからとか決まってなかったけど、こういう状況になって、早く皆さんにお届けしたいと、ずっと思っていました。（配信ドラマなので）好きな時に、何度でも見られるので」
本作は多彩なゲストが出演することでも注目される。ゲストの中には7年ぶりにドラマで共演する稲垣吾郎さんも。稲垣さんは舎人のファン（？）の大物歌手役。二人のかみ合わない会話に注目だ。
「ドラマで共演するなんて、本当に久しぶり。僕、もしこのドラマみたいに誰かの生活を垣間見られるなら、彼の私生活を見てみたいんですよ。吾郎ちゃんって、風呂上がりにガウンで赤ワインのイメージじゃないですか。でも意外と、プハーッとか言いながら、ビール飲んだりしてそう（笑）」
今回のドラマ、三谷さんと「シーズン10まで作りたい」と話しているそうだ。次のゲストに草なぎ剛さんなんてこともあるのだろうか。
「あるでしょう！ でもいま彼、大河ドラマに夢中だから……でもいつかはあるに違いない。その時の役柄は……やっぱり『将軍』ですかね（笑）」
（本誌・工藤早春）
＜プロフィール＞
香取慎吾（かとり しんご）／1977年、神奈川県生まれ。88～2016年はSMAPのメンバーとして歌手、俳優、司会など幅広く活動。17年にオフィシャルファンサイト「新しい地図」を立ち上げる。主演映画に「クソ野郎と美しき世界」「凪待ち」など。パラリンピックサポートセンターのスペシャルサポーター。長年手がけてきた絵画や彫刻による個展を開くなどアーティストとしても活躍。最新主演ドラマ「誰かが、見ている」は9月18日から、Amazon Prime Videoで独占配信
※週刊朝日 2020年9月25日号
山口謠司
井手隊長
ゲッターズ飯田
