愛犬と川島なお美さん(C)朝日新聞社
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 女優の故・川島なお美さんが肝内胆管がんのためこの世を去ってから、9月24日で5年となる。54歳という若さで旅立った彼女の死を悼む声は今でも多い。

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 この6月には、55万部を売り上げた伝説の写真集「WOMAN」(1993年)のデジタルリマスター版が発売され、話題を呼んだ。撮影を担当したカメラマンの渡辺達生氏は「ヌードを撮る際もためらいは一切見せず、彼女の強い覚悟を感じた」と週刊誌の取材で当時を振り返っていた(「NEWSポストセブン」7月2日付)。写真チェックも渡辺氏を信頼し、すべてを任せたという川島さん。彼女に会うことはもう叶わないが、その美しさは写真集の中で生き続けている。

 生前「私のからだはワインでできている」という名言を残すほど、川島さんを語る上で欠かせないのがワインとの関係だろう。ただ嗜むだけでなく、豊富な知識を持っており1999年には日本ソムリエ協会認定のワインエキスパートを取得している。また、ワイン普及に貢献したことが認められ、フランスの4大ワイン産地から騎士号も授与されているほどだった。

「ワイン好きということでお酒が強いイメージがありますが、公私にわたって親交のあった俳優の川崎麻世さんは彼女の逝去時にブログで、川島さんは決してお酒は強くなく、3杯くらい飲むと寝てしまうと意外な一面を明かしていました。また、非常に努力家で、ワインエキスパートの資格取得のため、仕事の合間にワインスクールに通ったり、海外ロケの際は、自作の単語帳を持参し朝から晩まで勉強したり、飛行機内にあるワインを全部ブラインドで出してもらい当てっこをしたりしていたとか。その甲斐もあり、合格率30~40%の試験に一発で合格したそうです。ほかにも、チーズプロフェッショナル、シガーアドバイザー、アクアアドバイザーなど多くの認定資格を取っていて、とても勉強熱心な方だったんだなと改めて感じます」(週刊誌の芸能担当記者)

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愛犬家としての活動も有名