1月19、20日のセンター試験まであと少し。ラストスパートがうまくいけば、「例えば900満点で受験する場合、総得点を50点、5.5%伸ばすことも不可能ではない」と駿台予備学校情報センター長の石原賢一さんはいう。
「センター試験は、問題が簡単だった翌年は難しく、難しかった翌年は簡単になる傾向があります。過去2年間は平均点が上がってきていて、3年連続で平均点が上がったことはこれまで1度しかないので、今年は難しくなる可能性が高いでしょう」(石原さん)
いきなりの“バッドニュース”だが、焦る必要は無い。不安な人には、次のような対処法をお勧めする。
「大学入試センターのホームページに、過去5年間の科目ごとの平均点が出ていますから、平均点が低く、難しかった年の過去問を解く練習をしておくといい。本試験より難しい追試験の問題を解いてみるのもいいでしょう」(前同)
ちなみに、以前のセンター試験では、一度出題された問題は二度と出なかったが、2010年度から、過去の試験で使用された素材や問題の再利用ができるようになった。このため、過去問演習の重要性がますます高まっている。「過去問を制したものがセンター試験を制する」といっても過言ではない。
※週刊朝日 2013年1月18日号