現在、通販サイトなどではオゾン発生装置が数多く売られているが、「買う際は注意も必要」と田村事務局長は言う。

「かつて国民生活センターに、『効果がない』『動かなくなった』『問い合わせ先に連絡をしたが、つながらなかった』といった苦情が寄せられたことがありました。健康被害が出るのはもってのほかですが、一方で、オゾンがほとんど発生しない装置もあったようです」

 これを受け、日本オゾン協会では、小型オゾン発生装置の認定事業を立ち上げた。「認定製品であれば安全に使えます」と田村事務局長。

 認定製品以外については、問い合わせ先がない、あるいは問い合わせ先につながらないメーカーは避けること、とアドバイスする。もちろん、取り扱い説明書の通りに使うことが重要だ。

 客足が遠のき、経営的に苦しい飲食店は多い。オゾン発生装置が今後、安心して飲食できる状況にしてくれることを期待したい。
(本誌・山内リカ)

※週刊朝日オンライン限定記事

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