その新曲、シティポップ感あふれる竹内まりやサウンドの「恋はこれから」の初公開とともに、コンサート本編は幕を下ろした。
やがて、V6の名曲「Can do! Can go!」が流れ始める。アンコールの幕が開くと、舞台上には数え切れないほどの人の姿が。このツアーでバックを務めたSpecialの4人(林蓮音・松尾龍・和田優希・中村浩大)だけでなく、見学に来ていたジャニーズJr.全員が私服のまま参加するという異例の事態に。
このツアーへのJr.の参加は「俺たちも少年隊やSMAPのバックについて背中を見てきたから、今回Jr.の子たちに出てもらおうよって坂本さんがね!」(井ノ原)と、「坂本くんのアイデア」だそうだが、ジャニーズアイランドの社長としての井ノ原の顔も感じさせる、にぎやかな一幕となった。
そんな彼らを見守る客席には、三宅健の姿もーー。
そして終了後。20th Centuryの文字が光る、アンコールで降り注いだ銀テープを抱えたファンが、2階席などで手にできなかった見ず知らずのファンに渡す光景が、あちらこちらで見られた。これぞ、当たり前のように受け継がれた“V6の伝統”。2月の寒い空の下でも、会場周辺はトニセンらしいあたたかさにあふれていた。
(週刊朝日オリジナル記事)