「早起きは三文の徳」にかけて、著書『早起きは「3億」の徳』(東邦出版)も出版したことのある、俳優の哀川翔さん(51)は芸能界屈指の早起き。朝の過ごし方を喜々と語る姿からは、普段テレビなどには映らない素顔も垣間見えた。
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今日は4時半に起きたよ。俺(おれ)、明るくなる前には起きたい。太陽には負けたくないから、基本、夏は4時から5時、冬も5時までには起きるね。具合が悪くても一度は起きる。昇る朝日を見て「よし、今日も出遅れてない!」って確認して一日が始まるの。
早起きは、子どもが生まれたのがきっかけ。年子だから2人同時に夜泣きして、俺、死にそうになったよ。でもこっちが疲れ果てて先に寝たら、子どももよく寝るようになったんだ。
それから夜8時に寝る生活にしたら、必然的に朝早く目が覚めるようになって、もう15年くらいこのスタイル。自信を持って言えるけど、早寝早起きはやらないと損! 都会は特にそうよ。どこ行くにも空いてるし、効率がいいんだ。
まあ、でも4時5時台は趣味の時間に充てることが多いね。起きた後は腹ペコだけど、家族が起きるのは6時過ぎだから、朝飯はそれから。それまでは、カブトムシの世話をしたり水槽を掃除したり。俺、趣味が多いから、やることいっぱいあるんだ。今日はゴルフの素振りを300回やったけど、クラブの手入れをしたり、釣り道具をセットし直したりすることも多いね。
遊びは準備が大事でしょ。急に誘われても対応できるようにしておきたいから。実際、朝4時ごろに「今、(神奈川県の)三浦ですごく釣れてます」ってメールが来て、7時には漁船に乗ってたこともあるよ。その後、ちゃんと午後の仕事には間に合ったし、やっぱり早起きするのは最高だよね。
※週刊朝日 2013年2月15日号