

放送作家でコラムニストの山田美保子氏が楽屋の流行(はや)りモノを紹介する。今回は、ヤーマンの「ミーゼ クレンズリフト」を取り上げる。
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「美容男子」と呼ばれる人たちが芸能界にはいる。読者の皆さんが真っ先に思い浮かべるのは桑田真澄さん二世のMattさんではないか。ブライダルショーのモデルでもある彼が美容に目覚めたのは、中学のころ、父上が出演するので付いて行った『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)の「ビストロSMAP」がきっかけだったと聞く。
曰く「お人形さんが居る」と美しすぎるSMAPメンバーに魅せられたのだとか。そんな彼が大人になって、日々のケアや、休日には複数の美容サロンをハシゴする様子は、多くの番組で取り上げられている。
そこまでは真似できないが、美容に興味をもっている男性タレントがいる。私が知る限り、その多くは、お笑い芸人。名付けて「美容家電芸人」たちである。
この10月から『ドデスカ!』(メ~テレ)で再共演させていただいているスピードワゴンの井戸田潤さんもその一人。「井戸田さんは、色んな美容家電を使っていらっしゃるからか、アラフィフなのに、本当にお肌がキレイ」と教えてくれたのは、局メイクさんたちだ。
来月で48歳! 最新の、しかも、かなり高額な美容家電を使いこなしていることで男性誌に特集されたこともあるそうだ。「肌をきれいにすると自分に自信がもてる」と言う井戸田さんにとって、美肌こそ「人間関係の潤滑油」というワケだ。
ズバリ、井戸田さんにオススメを聞いてみた。フェイスラインのリフトアップにも重きを置いていて、毎朝使っているのは「ミーゼ クレンズリフト」。洗顔しながらEMS(電気刺激を与えることで筋肉を動かす機械)で表情筋をケアする「美顔器」。毛穴ケアとリフトケアが同時にかなう一品としても大人気なのだ。
手のひらサイズとコンパクトで軽くて、ブラシの硬さや長さが絶妙だ。
リラックス効果を重視する傾向がある女性芸能人とは異なり、「美容家電芸人」は、時短とスペックと費用対効果を追求しているように思う。
井戸田さんも「洗顔タイムがエステタイムになるのはありがたいし、お肌ツルツルで顔も引き締まって最高ですよ」と言う。さらに、「美容は筋トレと同じで裏切らない」とも。
どうも、マスクはまだまだ着用し続けなければならない様子。衰えた表情筋をこの美顔器で鍛えましょう!
山田美保子(やまだ・みほこ)/1957年生まれ。放送作家。コラムニスト。「踊る!さんま御殿!!」などテレビ番組の構成や雑誌の連載多数。TBS系「サンデー・ジャポン」などのコメンテーターやマーケティングアドバイザーも務める
※週刊朝日 2020年11月20日号