だから、今でも女性アーティストの楽曲の方が歌いやすいんだ。逆に男性の太い声は歌うのが大変。
ゆっくりなテンポだと何とか合わせられるんだけど、今の歌って速いし、1番と2番で歌い方が変わったりして、難しいでしょ?
特にKingGnuさんとか、Official髭男dismさんとかは、ボクの声だと、けっこう辛いんだよね。
でもカラオケデートにいく時には、一緒に行く女の子に合わせて男性アーティストを歌うこともある。やっぱりデートだと、男っぽい歌のほうがいいしね。
一時は、山崎まさよしさんの「One more time, One more chance」を歌いまくっていた。あと、福山雅治さんの「桜坂」もね。
あれぐらいゆっくりだと、男性の曲でも何とか歌える。
やっぱり、女の子に喜んでほしいから、そこは相手に合わせるしんよー。
●米津玄師さんとボクは「鎖国」と「開国」
いつかはボクだって、歌手デビューしてみたい。
この連載で何度も言っているけど、元々ボクはアイドルになりたかったわけだからね。
「売れたら好きなことさせてあげる」って事務所に言われて、何とかここまで頑張ってきたんだから、もうそろそろやらせてほしい。
もし、デビューできたら、どんな歌がいいかなー。
可愛い曲も歌いたいし、でも女の子にもモテたいから、バラードみたいなかっこいい曲もいいよね。
歌詞は自分で書きたいなって思うけど、誰かが作った曲を歌ってみたいっていうのもある。
プロデューサーを選べるなら誰がいいかな。
今だったら、やっぱり、米津玄師さんがいいしんねー。
日本を代表するヒットメーカーだし、彼がどんなマインドで、どんなものを作るのか、すごく興味がある。
少しミステリアスな部分もあるのもいいよね。
逆にボクは、すごくオープンなほうだから、「鎖国」と「開国」みたいな感じでしょ? その2人を合わせたら絶対面白いものができると思うんだ。
きっとボクが持っていないエナジーを持っている人だし、作詞とか、色んな部分で意見を交わしてみたい。
もう完全に曲を提供してもらう気でいるけど、別にいいよね?(笑)。
歌手デビューが楽しみだしん!
(AERA dot.編集部・岡本直也)