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東海地方では、これから17日の朝にかけてが大雪のピークとなる見込みです。岐阜県の山地ではなだれや着雪による災害にご注意ください。また、名古屋市や岐阜市など、平地でも17日朝は雪が積もったり、路面が凍結する可能性があります。交通機関に乱れが出る恐れもありますので、通勤・通学の際は、時間に余裕をもった行動を心がけましょう。

東海地方 現在の雪の状況

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岐阜県の山地には日本海側からの雪雲が流れ込み、広い範囲で雪が降っています。さらに、若狭湾から琵琶湖の北を通って濃尾平野周辺にも雪雲が流れ込み、岐阜県美濃地方では平地でも雪やみぞれの降っている所があります。一方、愛知県や三重県では、朝まで雪の降った所がありましたが、現在は所々で晴れ間が出ています。

雪のピークは16日夜から17日朝にかけて

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このあと、16日夜から17日朝にかけて日本列島上空に強い寒気が流れ込むため、岐阜県の山地では雪の降り方が強まるでしょう。17日朝にかけて、多い所では新たに50cmもの雪が降る見込みです。

また、今は雪が降っていない愛知県・三重県の平地でも、16日夕方以降は上空の風向きが変わって雪雲が流れ込みやすくなり、雪の降る所が多くなる見込みです。平地での17日朝にかけての降雪量は、それぞれ多い所で、愛知県5cm、岐阜県30cm、三重県15cmの予想です。

17日朝は、道路に雪が積もったり凍結して滑りやすくなる恐れがあります。通勤・通学の際はいつもより早めに出かけるなど、時間に余裕を持った行動を心がけましょう。自動車を運転される際は冬用タイヤやチェーンを装着し、歩く際は歩幅を小さくしたり、くつの裏全体を地面につけるように意識するなど、雪道対策を万全にしてください。

岐阜県の山地では18日にかけて雪が続く

17日の日中以降、愛知県・三重県・静岡県では雪の降る可能性は小さくなりますが、岐阜県の山地では18日にかけて断続的に雪が降る見込みです。短い期間でまとまった量の雪が降りますので、山の急斜面ではなだれに注意が必要です。また、積もった雪の重みで電線の切断や倒木、農業用ハウスなどの簡易的な建物の倒壊のおそれもありますので、十分にご注意ください。