「こんな提案する整理収納アドバイザーは私ぐらいしかいないと思います」(西原さん)
千葉県在住の30代女性は、西原さんとともに片付けを実践してみて、気づいたことがあるという。それは「どんどん行動に移す」こと。
「うちは楽器がたくさんあって、その整理もお願いしたんですが、西原さんは手が止まらないんです。楽器は重いし、つい考え込んで止まってしまうんですが、何度も試行錯誤して置き場所を探していた。試してみないとわからないのは当たり前なんですが、目からウロコでした」
しばらく使っていなかったウクレレは「壁にかけてすぐに手に取れる状態にしておいたらどうですか?」という西原さんの提案でリビングの壁に飾るようになった。いつも目にするようになったら弾く機会が増え、あらためて楽器を触る時間が自分にとって大事な時間だと気づいたという。(編集部・高橋有紀)
※AERA 2020年12月28日-2021年1月4日合併号