「アメリカ人は人をよくほめる」といいますが、これ、本当です。先日わが家の娘が通うアメリカのプリスクールで保護者面談があったのですが、担任の先生があまりに娘のことをほめてくれるので、うれしさを通り越して驚いてしまいました。終始こんな調子なのです。
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先生:「〇〇(娘)は非常に集中力がありますね」
私: 「お~それはよかったです」
先生:「集中しすぎて時間内に課題を終えられないこともあるくらいです」
私: 「あっ、そうなんですよ。だから家に持ち帰ってくるぬり絵も空白が多くて。まったくどうしたらいいやら……」
先生:「心配することはありません。適当に終わらせることを覚えるより、そっちのほうがよっぽどいいですよ」
あるいは、
先生:「〇〇(娘)はクラスのリーダー格ですね」
私: 「へ~そうなんですか」
先生:「遊び方から列の並び順まで、逐一ていねいに友だちへ指示を出しています。指示に従わない子がいるとすねることもあるけれど」
私: 「えっ、それはまずいですね。うちでも弟に対してそんな感じで困ってまして……」
先生:「いえいえ、指導力があって何より。すねるといっても、すぐ機嫌を直すから偉いものですよ」
はたまた、
先生:「〇〇(娘)は読み書きが得意ですね」
私: 「ああ、それはそうですね」
先生:「4歳児クラスの本はみんなひとりで読めてしまうんです。だから全員で本を読むときは退屈そうにしていることもあるくらい」
私: 「うーん、みんなに合わせなきゃいけませんね……」
先生:「あらとんでもない、できすぎて悪いことはありません。お父さんお母さんが家庭で素晴らしい指導をしている証拠ね」
とまあこんな感じで、とにかく娘を手放しでほめてくれる。さらっと私たち親までほめてくれるほどです。今後の課題も指摘しつつ、でも基本的には物事の明るいところを見ている、あるいは見せてくれる。私は娘の課題にばかり目を向け、あれができない・これもできなくてどうしようと不安を募らせてしまうので、大いに反省しました。