28日夜から30日にかけて、低気圧が急速に発達しながら、日本海から北海道にかけて進む見込みです。北海道から九州の日本海側を中心に、雪や風が強まるでしょう。暴風に警戒する期間や、大雪に注意する期間をまとめました。
日本海側で大荒れの天気
今日28日午後は、前線を伴った低気圧が日本海を進んでいます。この低気圧は急速に発達しながら、明日29日の夜には北海道の西に進み、30日には北海道に達する見込みです。
今夜以降は、九州北部や山陰などの日本海側から雪が降り始め、風も強まるでしょう。非常に強い風が吹いて、大しけとなる所もありそうです。北陸から北海道の日本海側を中心に大雪となる所もあるでしょう。
各地の風の警戒、雪に注意する期間は?
各地の暴風に警戒、大雪に注意する期間です。
九州北部や中国地方では今日28日の夕方から風が強まり、明日29日の明け方にかけて広い範囲で強い状態が続く見込みです。九州北部の一部では明日29日の夜にかけて風の強い状態が続きそうです。
近畿北部は、28日今夜から明日29日の明け方にかけて、風が強まるでしょう。通常の速度では運転することが困難なほどの、非常に強い風が吹く所がありそうです。
北陸や東北の日本海側は、今夜遅くから風が強まるでしょう。明日29日も暴風が続き、明け方からは雪も強まってきそうです。交通に影響を及ぼすような、暴風や大雪は明日29日いっぱいは続く見込みです。30日も大雪は続くため、なだれや屋根からの落雪にも注意が必要になります。
北海道の日本海側では、今日28日の夜から30日にかけて、断続的に暴風が続きそうです。海上では大しけとなるでしょう。明日29日の明け方からは雪も強まり、猛吹雪や暴風による吹き溜まりに警戒が必要となります。
予想される風の強さや雪の量は?
明日29日にかけて予想される最大風速(最大瞬間風速)は
北海道地方、東北地方、近畿地方、中国地方 25メートル(35メートル)
北陸地方 23メートル(35メートル)
九州北部地方 20メートル(30メートル)となっています。
また30日に予想される最大風速(最大瞬間風速)は
北海道地方、東北地方 25から29メートル(35から45メートル)
北陸地方 20から24メートル(25から35メートル)です。
29日18時までに予想される24時間降雪量は、多いところで
北陸地方 70センチ
東海地方 60センチ
北海道地方 50センチ
東北地方、近畿地方 40センチ
中国地方 30センチ と予想されます。
その後、30日18時までに予想される24時間降雪量は、多いところで
北陸地方 40センチから60センチ
東北地方、近畿地方 30センチから50センチ
北海道地方、東海地方 20センチから40センチ の見込みです。
注意点と備えは
今回の一番の警戒点は暴風雪です。
先日も宮城県でホワイトアウトによる多重事故があったことは記憶に新しいと思います。今回も猛吹雪により見通しが悪くなることが予想されます。車を運転する際は、こまめにヘッドライトやテールライトの雪を取り除いて、車間距離を十分にとることが重要になります。万が一の立ち往生に備えて、事前に車の燃料を満タンにしておくことと、暖をとれるものなどを備えておくとよいでしょう。