ドン小西
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橋本聖子(東京五輪・パラリンピック大会組織委員会会長)/1964年、東京オリンピックの年に北海道で生まれる。スピードスケートと自転車競技の選手として合計7回の五輪に出場。95年、参議院選挙で当選し、政界進出。2019年に五輪担当相に就任するも、失言で大会組織委員会会長を辞任した森喜朗元首相の後任として、会長に就任=2月10日、衆院予算委員会で (c)朝日新聞社
橋本聖子(東京五輪・パラリンピック大会組織委員会会長)/1964年、東京オリンピックの年に北海道で生まれる。スピードスケートと自転車競技の選手として合計7回の五輪に出場。95年、参議院選挙で当選し、政界進出。2019年に五輪担当相に就任するも、失言で大会組織委員会会長を辞任した森喜朗元首相の後任として、会長に就任=2月10日、衆院予算委員会で (c)朝日新聞社

 2019年に五輪担当相に就任するも、失言で大会組織委員会会長を辞任した森喜朗元首相の後任として、会長に就任した橋本聖子氏。ファッションデザイナーのドン小西さんがファッションチェックした。

【写真】もっと自分を知ってほしい!? 今回チェックした橋本聖子氏のファッションはこちら

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 トップアスリートには、子どものときから黙々と自分と闘い続けて、頂点にのぼりつめる人も多いよね。自分には厳しいが、基本ピュアだから、他人にはコロリと手なずけられてしまうことも。だから政界からのスカウトの的になりやすいんだよ。

 まさにこの人がそれ。だいたい50歳もすぎれば、自分の体形カバーのコツを、何かしらわかっているのが普通。なのにいまだに太ももを強調するような、おやじベルトが光るパンツスタイルが定番。浮世離れしたマインドが、服から見えてるよ。

 あげく政界の父という森喜朗元首相にすっかり手なずけられて、大会組織委員会の会長就任とかさ。こんなことをするために、小さいときから苦しいトレーニングに耐えてきたわけじゃないだろうに。ま、五輪の後始末が終わったら、オリンピックの申し子じゃない普通の人としての第二の人生を楽しんでほしいよね。そのときはあたしが、普通の人の装いをアドバイスしますって。

■評価は……?
2DON! 「自分を知らないおやじ風スタイル」

(構成/福光恵)

週刊朝日  2021年3月5日号