だから、若者の文化を学ぼうとかいらねぇんじゃないか? 結局、10年たてば今の若者も俺たちと同じになっていくわけですよね。その繰り返しじゃないですか。テレビ番組を若者にシフトしていくことは将来を見据えたようにみえるけど、若者もオジサン、オバサンになっていくわけだからその繰り返しですよね。大人は若者を小バカにしているわけだから、“なんだ、このテレビって?”って、いよいよ引き返せなくなりますよね。
若者ターゲットっていうのは全部やらないほうがいいと思うんですよね。世の中って全てがそうなんですけど、オジサン、オバサンが作っているんですよ。若者の文化もね。例えば、“つけまつげ”のターゲットは10代や20代だけど、それを仕掛けたり、工場の手配をしたり、海外進出を考えたり、ビジネスを動かしているのはオジサン、オバサン。
今のオジサン、オバサンはそんなにダサくないし、オジサン、オバサンを中心にもっと色々なモノを作っていった方がいいんじゃないか? そのほうがもっと儲かる。未来のために実はそのほうがいいんじゃないか?
■カンニング竹山/1971年、福岡県生まれ。お笑い芸人。2004年にお笑いコンビ「カンニング」として初めて全国放送のお笑い番組に出演。「キレ芸」でブレイクし、その後は役者としても活躍。現在は全国放送のワイドショーでも週3本のレギュラーを持つ。オンラインサロン「竹山報道局」は、ネットでCAMPFIRE を検索→CAMPFIREページ内でカンニング竹山を検索→カンニング竹山オンラインサロン限定番組竹山報道局から会員登録