日本国内の話だけではなくて、例えば南米では感染者がまたものすごい勢いで増えている。感染が再度拡大した地域からどうやって選手の皆さんを来させるのか? 外国の選手たちの合宿所の誘致の問題もある。国内ではすでに受け入れたくないと言っている地域も出てきている。その地域の人たちを説得することもできないだろし、そんな色々なことをあげていたら、東京オリンピックはできない。
そんなところに、IOCは中国がワクチンを提供しますって言い出したら“あぁ~ありがとうございま~す”って感じで受け入れて、人権侵害して、人を何人殺しているかわからない国でオリンピックなんてできるわけないでしょ? そんな国で開催するんなら平和の祭典にはならないから、それだったら東京も北京も中止ですよ。スポーツの意義ってなんだ? そういう色々なことを考えながら、今回の中国のワクチン提供とIOCの対応にここ数日違和感を抱いている。
もちろん、日本は中国のワクチン提供に“ありがとうございます”とは言っていないんだけど、IOCってところは、何やってんだ! 日本では森さんの発言でジェンダー、ジェンダーってIOCは批判しまくっていたけど、次の北京オリンピックの開催地の人権侵害には目をつぶっているのか?
世界中が中国がやっている新疆ウイグルの問題、チベットの問題、内モンゴルの問題、香港の問題を知っていて、映像が全て残されているのに、IOCにとっては、森さんの発言はダメで人を殺しているのはいいんだ? それがなんとも納得いかないんですよね。そんな国がワクチン出しますよって言ってきたら“ありがとうございま~す!”って、ありがとうじゃねぇだろう!
普通だったら、“おまえんとこのなんか受け入れるかよ! 人権侵害している国ではオリンピックは中止だ!”って言うでしょ。結果、IOCってところもめちゃくちゃだなと思ったんですよね。そんなめちゃくちゃな組織のIOCに身をゆだねて東京オリンピックをやろうとしているんだけど、今回のワクチンのことで、結局、経済しか考えていない、自分たちの利益のことしか考えていない証拠だと思うんですよね。
話はそれますが、先日ウイグル問題を取り上げたABEMAの番組「カンニング竹山の土曜TheNIGHT」で14日は「福島の魅力ツアーを作ろう」というのを放送しました。“みんなで福島旅行しましょうよ”という回なんですけど、福島の観光を提案して、ナニワのカリスマ添乗員の平田進也さんに査定というか審査というか“そのツアーはいいね”などコメントをもらったり。僕の知り合いのいわき市の農家の方と平田さんをリモートでつないで、観光のプロとして平田さんは厳しい意見も言うんですが、これがまたすごくいいんですよ。素人の僕も感動したというか、勉強になりすぎた。これを見たらもちろん福島に行きたくなるし、放送後1週間無料で配信していますので、ちょっといいですよ(笑)。
■カンニング竹山/1971年、福岡県生まれ。お笑い芸人。2004年にお笑いコンビ「カンニング」として初めて全国放送のお笑い番組に出演。「キレ芸」でブレイクし、その後は役者としても活躍。現在は全国放送のワイドショーでも週3本のレギュラーを持つ。オンラインサロン「竹山報道局」は、ネットでCAMPFIRE を検索→CAMPFIREページ内でカンニング竹山を検索→カンニング竹山オンラインサロン限定番組竹山報道局から会員登録