3月11日、国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は中国オリンピック委員会から、東京オリンピック・パラリンピックと2022年北京オリンピック・パラリンピックの参加者に新型コロナウイルスワクチンを提供するとの申し出があったと報じられた。このことに、お笑い芸人カンニング竹山さんは違和感を抱き、IOCってめちゃくちゃだな! と苦言を呈す。
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中国が国際オリンピック委員会(IOC)に「中国製の新型コロナのワクチンを提供します」って言い出したじゃないですか。それに対してものすごく違和感があるというか、そこまでしてやることか? って。ワクチンを提供するって中国の思惑があるからじゃないですか、次の北京オリンピックに向けてのね。
そんな中国ではものすごく人権侵害が行われている。北京オリンピックも世界各国から参加するかどうするかとまで言われている。政治的なこととスポーツの祭典を一緒に考えてはいけないのはわかっていますけど、人に対して酷い扱いをしている国で開催されるオリンピックに参加していいのかという疑問がある中で、そのひとつ前の東京オリンピックにまでワクチンを提供しますよと言ってきていて、そこにIOCまでも少し乗り気になっている感じもある。
人権侵害してる国からの話に乗り気になるとかって、IOC、ちょっとおかしいんじゃないか? って思う。もちろんその前に、日本に目を向けると東京オリンピックをやろうって話にはまだなっているけど、現実問題、開催するのは難しい。
まず、東京オリンピックに関しては、やろう! やろう!ってなっているけど、1都3県の緊急事態宣言を解除する、しないも全く決められない国が、何の判断もできないでしょ? そうやって誰も決断しない国なんだけど、もうそろそろ、やれないという要素も洗い出し、やれるという要素も出し、具体化して決めていかないと。東京オリンピックをやれるという希望だけの話はもういらない。どう考えてもやれる要素は少ないんだから。