■志摩マリンランド営業最終日
2021年3月31日、志摩マリンランドは営業最終日を迎えた。志摩マリンランドは以前のコラム「行くなら今! 今月で営業休止する志摩マリンランドのマンボウ的魅力」にも書いたように、マンボウの複数飼育で有名な水族館だ。この日は志摩マリンランドの営業休止と、大阪府が「まん延防止等重点措置(略してマンボウとよく表記された)」の適用を全国初要請したニュースの相乗効果で、twitter上では「マンボウ」がトレンドインするなど、カオスな状況になっていた。
賢島はこの日、とても良い晴れ空で、桜も満開。まさに卒業にふさわしい一日だった。志摩マリンランドの駐車場は朝から混んでいたが、年度末の平日、早めの営業開始とあってか、並ぶほどの人だかりはできていなかった。
リアルで会うのは初対面の依頼者と合流し、一緒に館内を見て回る。同館はオリジナルグッズが非常に少なく、二大グッズとされるのが、記念メダルとハンドタオルだ。既に記念メダルは完売してしまっていたため、残るはハンドタオルしかない。入館して真っ先にタオルガチャに並び、来館記念のグッズを入手した。
私は前日もレンタル依頼されて館内を見て回ったのだが、最終日は特別仕様の装飾に様変わりしており、同じ場所でも新鮮味があって楽しめた。依頼者は営業休止のニュースを知り、既に一度同館に足を運んでいたのだが、とても3時間では足りなかったと話していた。
■最終日のマンボウが見せたジャンプ行動
ペンギンの餌やり、海女の餌付けショー、館長最後の挨拶などファイナルイベントは他のメディアでたくさん取り上げられているのでここでは取り上げない。依頼者は前回来た時に一通り展示は見て回ったというので、この日はマンボウ館でマンボウを観察することに多くの時間を費やした。滞在時間の半分以上はマンボウを見ていたように思う。マンボウはぼーっと眺めていられるという依頼者に、私は言われなければ気付かない面白い行動を逃すまいとデジカメを構えていた。