――グラビア活動について両親はどのような反応?
やっぱり、あまりいい気はしていないようです。両親は共働きで、小さいころからどちらかというと放任主義な家庭でした。勉強しろと言われた記憶もありませんが、私自身が勉強が好きだったので、「行きたい」と自分が言うと塾にも通わせてくれました。小学生までは本当に勉強ばかりしていて、探求心の強い子どもだったと思います。中学受験をしようというタイミングで、私は受験をしたかったのですが、親が「このままだと子ども特有の楽しさを味わえない」と考え、公立校に通うことになりました。今でも両親とはとても仲が良く、とくに父親とはしょっちゅう電話で話をしています。
――その後も学生生活は順調に進んで慶応大学に入学するわけでしょうか?
実はそれほど順調なわけではありませんでした。中学1年くらいで高校の基礎までの勉強はすでに終わっていて、私自身「なんのために学校に行くの?」という疑問がわいて、それであまり学校に行かなくなりました。あと、ありがちな話かもしれませんが、陰口をいったり、グループを作ったりする女性独特の人間関係になじめなかったという面もありました。それでもテストではいつもいい点をとっていたので親からは何も言われませんでした。
――学校に行かないときは何をされていたんですか?
正直、言えない話が多くて……。いろんなことがあって病院に運ばれたこともありました。初体験もそんなときに、なんとなくすませてしまって、簡単に言ってしまえば、学校に行かずに遊んでいたということです。
――自分が望んだ初体験ではなかったわけですか。
いま振り返ると、完全に若気の至りでした。相手が大好きというわけでもなかったし、自分が望んだものでもなくて、そうした行為に対する興味50%と相手の熱意に流されたのが50%くらいです。そうした毎日を過ごしていましたが、あるとき、なんとなく遊び仲間の先輩なんかを見ていると、自分の将来が浮かんできて、「このままじゃダメだ!ていうか嫌だ!」となって、きっぱりと遊びをやめてそこからまた勉強を始めたんです。