「写真集が発売されて素直にうれしい」と話した街山さん(撮影/写真部・加藤夏子)
「写真集が発売されて素直にうれしい」と話した街山さん(撮影/写真部・加藤夏子)
この記事の写真をすべて見る
(撮影/写真部・加藤夏子)
(撮影/写真部・加藤夏子)

「現役慶應義塾大学生美女」「初写真集にして初ヘアヌード」こんなフレーズをうたい文句に3月10日、自身初の写真集『Scarlet』を刊行したグラビアアイドルの街山みほ(22)。グラビアデビューは2019年。撮影は巨匠・篠山紀信という華々しいものだった。その後も着実にファンを増やし、今回の写真集ではヘアヌードに挑戦した。22歳の女子大生は、なぜヌードになり、そしてヘアヌード解禁を決意したのか。学生時代、デビューから現在までの人生を本人に聞いた。

【写真】撮影時、22歳とは思えない「妖艶」な表情を見せた街山さんはこちら

*  *  *

――3月10日に写真集が発売されました。率直な感想を教えてください。

素直に「うれしい」という気持ちです。初めてのヘアヌード写真集ということで、学生という立場であったりとか、周囲の目を気にした時期もありましたが、ちゃんと勝負できたと思います。

――グラビアアイドルとしてデビューするきっかけを教えてください。

この業界に入るきっかけはスカウトでした。1年半前に道を歩いているときに事務所の人に声をかけられました。夜のお店などのスカウトだと思って初めは無視していましたが、熱心にお話をしてくださったので、話を聞いてみようと思ったんです。

――スカウトとは、どんな話をされたんですか?

けっこう生々しいところまで話してくれました。「いまは若くて、女子大生で、そこそこ外見が良くて楽しいかもしれないけど、それだけでは今後は生きていけない」とか。知らない人にそこまで言われるのも不思議な感じでしたが、その言葉が、そのときの私の心にすっごく刺さったんです。そういうタイミングだったんです。気楽な大学生という立場を謳歌していて、のんびりした毎日を過ごしていたので。そこで、「私、グラビアやりたいです」と返事をしたんです。

――その場で事務所の方に直訴したんですか?

はい。芸能人というかタレント活動そのものに興味はなかったんですが、グラビアは昔からやってみたいと思っていました。いまの女性としての魅力を残したい、可能性があるなら多くの人に、その魅力を伝えたいという思いがあったんです。それと、大学2年生で、ただただ楽しいだけの毎日、これといった目標もない人生を歩んでいたので、ずるずる時が過ぎていくことに不安を感じていたという部分もありました。やっぱり女子大生ってちやほやされるので。

――ちやほやとは?

例えば、バーにお酒を飲みに行くと、こんなどこの誰だかわからない私でも、ある程度の外見と女子大生という肩書きがあれば男性は優しくしてくれます。相談に乗ってくれたり、食事に誘ってくれたり。女性として男性からそういう待遇を受けることは楽しいというか、うれしくはあるんですが、「それって今だけだよね」ということを自分が一番よくわかっていますから。

次のページ
両親は放任主義だった