この企画力は、普段から多くの事柄にアンテナを張り、よく調べて仮説を立てることで鍛えられます。もし、YouTuberになりたい人がいるとしたら、「誰のために、どんなチャンネルを作るのか。参考となるチャンネルや動画は何か。なぜ再生されるのか」これらの問いに全てしっかりと答えられる企画をたてるとよいと思います。それができたのなら、映像制作などを学ばなくても、とりあえず実際に作ってみるべきです。言うまでもなく、編集スキルも非常に重要な要素のひとつです。

　編集ソフトやPCやアプリの使い方は、GoogleでもYouTubeでも検索すれば出てきます。手探りでも良いので、自分で調べて行動する癖をつけます。実際に動画を制作しているうちに、動画の編集方法や必要なソフトや機材がわかります。技術は必要に駆られれば自分で覚えていくものですし、どうしても不可能な部分は外注する手段もあります。YouTuberになりたいからといって、映像や動画制作の技術ばかりに目を向けるのではなく、根本的なコンテンツを作り方を知るべきです。

　漫画家にストーリーが必要なように、画家にアピールするチカラが必要なように、YouTuberには企画力が必要です。必ずしも絵が上手いとか、映画のような動画を作れる必要はないのです。このように、その職業に本当に必要な能力は、分かりやすい技術ではないことが多いです。もし夢やなりたい職業があるとしたら、その仕事に本当に必要な能力はなんなのかを正しく知って努力することが重要です。

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