大谷はここ2年、投打の二刀流を本格的にしていない。それが今年はオープン戦からコンディションがいいという状況で、開幕から打者の出場も増えている。「2番・投手」みたいな状況は、ここぞという試合にピンポイントで行ってもらいたいと思ってしまう。
出場が増えれば疲労も増すし、故障のリスクも高まる。これは、大谷だからこそ言えることだが、自ら「いける」「休ませて」の線を引くことだ。首脳陣は選手が「いけます」と言ったら、中心選手であればあるほど、選手の意思を尊重してしまうもの。大谷は「オンリーワン」の存在だからこそ、「無理」と言える勇気を持ってほしい。
東尾修（ひがしお・おさむ）／1950年生まれ。69年に西鉄ライオンズに入団し、西武時代までライオンズのエースとして活躍。通算251勝247敗23セーブ。与死球165は歴代最多。西武監督時代（95～2001年）に2度リーグ優勝
※週刊朝日 2021年4月23日号
東尾修
東尾修（ひがしお・おさむ）／1950年生まれ。69年に西鉄ライオンズに入団し、西武時代までライオンズのエースとして活躍。通算251勝247敗23セーブ。与死球165は歴代最多。西武監督時代（95～2001年）に2度リーグ優勝。
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東尾修
東尾修
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