女優の吉田羊が12年間所属した事務所から独立したのは3年前。小劇場を中心に舞台で活動していた吉田をスカウトし二人三脚で歩んできたマネジャーと離れ、フリーになったことで先行きを懸念する声もあったが、仕事が途切れるどころか4月期の連続ドラマで2本主演するほどのモテっぷりだ。
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「生きるとか死ぬとか父親とか」(テレビ東京系)では、ラジオパーソナリティー、コラムニスト、作詞家と多彩な顔を持ち女性ファンも多いジェーン・スーをモデルとした主人公・蒲原トキコを演じる。
もう一つの主演ドラマ「きれいのくに」(NHK総合)は青春時代の容姿へのコンプレックスにまつわるジュブナイルSFで、吉田は主人公の美容師・恵理を演じている。
「『生きる~』では共演する松岡茉優(26)や田中みな実(34)との絡みが話題になっています。特に吉田がパーソナリティーを務めるラジオ番組を進行するアナウンサー役として登場する田中とは演技以外でも、ずっと楽しそうに話しているそうです」(テレビ局関係者)
一方の「きれいの~」では、蓮佛美沙子(30)、稲垣吾郎(47)や地上波ドラマに10年ぶりに出演する加藤ローサ(35)と共演する。
吉田の知名度を一気に全国区にしたドラマといえば木村拓哉主演の2014年7月期の月9ドラマ『HERO』(フジテレビ系)だろう。城西支部唯一の女性検事・馬場礼子役は、吉田の代名詞にもなったほどだ。
「それ以降はテレビ、映画でもいくつもの主演を務め、大手のCMにも出演するトップ女優の仲間入り。唯一のスキャンダルは16年4月に週刊誌で報じられた年下のジャニーズタレントとの密会騒動くらい。それでも、仕事が途切れることがなかったのは、彼女の確かな演技力と謙虚で控えめな人柄ゆえだと思います」(スポーツ紙記者)
「コールドケース ~真実の扉~」(WOWOW)や「恋する母たち」(TBS系)で演じたクールで強い自立した女性のイメージが強いが、実際は「お酒が好きで、涙もろくて、かわいらしい人」(芸能関係者)だという。