野崎さんは早貴容疑者と18年2月に入籍。直後の2月末、世界遺産として登録されている地元の「鬪鶏(とうけい)神社」で結婚式を予約したが、キャンセルする事態となった。
「妻が『結婚式をやめてくれないと、私は離婚するから』と言い出したんです。やはり、55歳の歳の差があり、親族、友達の前で挙式するのはためらいがあったのかもしれません」(元妻の知人)
野崎さんにとって妻は3度目の結婚相手。野崎さんの体内からは覚醒剤反応があったというが、どのように摂取したのか。
「社長はビールとコーラを愛飲していた。そういう飲み物に第三者が覚せい剤を入れたのではないか」(元従業員)
別の知人はこう話した。
「カプセル状のものに覚せい剤を入れて、若い妻との夜の営み前の薬としてすすめたのではないか」
憶測が憶測を呼んだ。
野崎さんの自宅は約150坪。1階はリビングや風呂。2階にはソファ、ダブルベッド、風呂、サウナなどがあった。ただ、2階には「独特の匂いが漂っていた」という。
「社長はほとんど裸で見つかったことになっていますが、実際はオムツをしていたと思います。歳のせいで肛門がゆるくて、年中、大も小もオムツに漏らした。オムツで吸収しきれなくなり、寝室の床やお風呂にまでもらしていた。その度に、お手伝いさんや従業員に犬の糞だからと掃除させた。車を運転していても、ブーっという感じでおもらししていた」(元従業員)
幼妻には耐えられない心境になったとしても不思議はない。
「妻は『あんな部屋には上がりたくない。車でもらしたときは匂いがたまらない』と言っていたことがあります。それが嫌で、妻は東京の別宅によく帰っていたんです」(元従業員)
密室のナゾ多き怪死事件を、捜査で解明できるか。(AERAdot.編集部 上田耕司)