「誰もが祝賀ムードに酔いしれるなかでの、佳子さまの硬い表情に、不思議な印象を受けました。いま思えばですが、眞子さまの方でも妹の佳子さまに無邪気に話せないものを抱えていたのかもしれません」

 結果として、このとき佳子さまと眞子さまの間に生じたしこりが、的中したことになる。

 ご夫妻が祝福のコメントを出してから、1カ月ほどで小室さん親子の金銭トラブルの第一報が報じられると、「年金問題」など小室家の抱える問題が次々と明るみに出ることになった。

報道で世間の風当たりが強くなると、佳子さまは姉を支える姿勢を見せた。2019年に国際基督教大学(ICU)を卒業した佳子さまは、記者会の質問に答えた文書回答で、姉にこうエールを送っている。 
 
<姉が結婚に関する儀式を延期していることについてですが、私は、結婚においては当人の気持ちが重要であると考えています。ですので、姉の一個人としての希望がかなう形になってほしいと思っています>

 昨年10月、眞子さま29歳の誕生日に宮内庁が公表した眞子さまと佳子さまの姉妹2ショット写真は話題を集めた。そのうちの一枚で、佳子さまは、インスタントカメラ「チェキ」を両手に持って姉と自撮りポーズを披露した。本来ならば、カメラに近い位置に立つのは主役の眞子さまだ。しかし、まるで姉を守るかのようにカメラの手前に立つ佳子さまの様子は印象的だった。

 佳子さまを知る人物は、こう話す。

「佳子さまはアイドルのような容姿で、私的な時間は皇室らしからぬ装いでいまどきの女性に見える。しかし、心の芯の部分が本当に強い。世間に発言や行動が批判されているときも、その怒りは世間ではなく、自身の弱さに向いていた。あの方ならば、大きな壁にぶつかることがあっても自分を見失うことはないだろうな、と感じます」

 佳子さまといえば大学卒業したのちも「公務に専念する」として、他の皇族方のように、団体への「就職」も皇族の公務として名誉総裁に就くこともなかった。そのため、「佳子さまは、何をしてお過ごしなのか」と過去、記者から質問が出たこともあった。

 しかし、趣味のダンスもコロナ禍では当然、封印。皇族としての公務も、オンラインで参加し、「ジェンダー問題」などにも関心をみせていた。そして、今回のニュースで、2月からすでに働いていたことが明らかになった。

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佳子さまの皇族としての自覚