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16日(日)は、前線が日本海まで北上し、広く雨が降るでしょう。17日(月)にかけて、九州北部や中国地方、北陸、東北で大雨の恐れがあります。前線は、来週後半にかけて本州付近に停滞するでしょう。

15日(土) 梅雨前線が九州付近に 九州で非常に激しい雨を観測

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15日(土)は、大陸から九州、さらに日本の南に前線が延びました。九州や中国四国地方を中心に雨が降り、特に九州で雨脚が強まった所がありました。本県芦北町田浦、鹿児島県さつま柏原では、1時間に66.5ミリの非常に激しい雨を観測し、統計開始の1976年以来、5月の1位の値を更新しました。

気象庁は、15日(土)、「九州北部(山口県を含む)、中国、四国が梅雨入りしたとみられる」と発表しました。いずれの地方も、平年より20日以上早く、四国は統計開始以来最も早い梅雨入りです。

※梅雨は季節現象であり、梅雨の入り明けには、平均的に5日間程度の「移り変わり」の期間があります。なお、この梅雨入りの発表は速報値です。秋に再検討され、見直されることがあります。

16日(日)~17日(月) 大雨の恐れ

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16日(日)は、前線は、日本海まで北上する見込みです。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むでしょう。17日(月)にかけて、前線上の低気圧が、北日本付近を通過し、前線はやや南下する見込みです。広く雨が降るでしょう。特に発達した雨雲がかかるのは、九州北部と中国地方で16日(日)午後から17日(月)朝にかけて、北陸と東北で17日(月)未明から朝にかけてです。大雨の恐れがあり、雨雲が予想以上に発達した場合は、警報級の大雨になる可能性があります。低い土地の浸水、土砂災害、河川の増水や氾濫に警戒が必要です。

来週にかけて前線が本州付近に停滞 広く曇りや雨の日続く

22日(土)にかけて、本州付近に前線が停滞する見込みです。広く曇りや雨の日が続くでしょう。来週後半は、前線の活動が活発になり、再び雨量が多くなることも考えられます。

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まだ梅雨入りの発表がない地方も、16日(日)に、一斉に梅雨入りの発表となる可能性があります。東北南部や東北北部で梅雨入りになると、5月中の梅雨入りは、統計開始以来、初めてになります。平年より早い長雨の季節になる可能性があり、来週にかけて、雨の降り方に注意が必要です。今後、最新の気象情報をご確認下さい。