きましたね。嬉しかったです。[撮影期間の]1カ月、Snow Manのために頑張ろうって思ったことが、メンバーによかったよって言ってもらえて。やっぱり、ちょっと不安だなと思いながら過ごしていたところもあったので、それがパッと晴れた感じがしました。
──印象に残っている感想は?
岩本(照)くんが、そんなほめてくれるんだ!って思ったり、向井(康二)くんが泣いたって伝えてくれたり……あ! 渡辺(翔太)くんは、あそこがカッコよくてさ、っていうのを熱弁しないタイプなんで、さらっと「いやすごいよかったよ」みたいな感じだったんですけど、「ちょっと気になったんだけどさ、観覧車の時計に8時何分て書いてあって、ラウール[夜]8時以降は外に出ないほうがいいから気をつけなね」って。めっちゃおもろいなと思った(笑)。あと備品倉庫でご飯食べてるでしょ。「ホコリっぽいところでご飯、あんまりよくないんじゃないかな」とか。
──ラウールさんの希望通り、茶化してもらえたんですね?
はい! けっこう鋭いとこついてくるなと思って(笑)。
──映画では「石森係」として女の子の世話を焼いていますが、Snow Manでは、何係?
何係なんだろうね、僕は。まあ、お話係とか? メンバーのお話とか付き合いたいなあって。
──逆にメンバーに「ラウール係」がいるとしたら?
いや、みんなラウール係なんですよね、じつは。それがうれしいなあと思って。みんなラウール係なんです[満面の笑みで]。
──主題歌「HELLO HELLO」は、Snow Manの4枚目のシングルです。
ちょっと映画の要素も入った、今までのSnow Manにはなかったテイストのポップな楽曲です。映画のエンドロールが流れてるときにかかってるんだけど、映画全部観たうえでも、曲、よかったなって思うくらい印象に残る、いい曲です。映画と一緒に、ぜひ楽しんでください!
■「自分のため」ではなく
演技に関しては謙虚に言葉を選ぶ場面も多かったが、メンバーの話になると途端に饒舌だ。映画は「あんまり自分のためっていう感覚がなかった」というラウール。制作スタッフ、原作ファン、そして「観てくれる人や、Snow Manのため」。それが偽らざる本心なのだろう。(編集部・伏見美雪)
※AERA 2021年7月12日号