Snow Manラウールの単独初主演映画「ハニーレモンソーダ」が7月9日に公開される。髪をレモンイエローに染め、華やかな見た目で「みんなの人気者」の三浦界を体現してみせたが、内面にも共通点はあるのだろうか。AERA 2021年7月12日号から。
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――映画「ハニーレモンソーダ」での主演に「驚いた」というラウール。決まったとき、そして演じてみての思いを尋ねた。
アイドルとして、Snow Manでの立ち位置として、演技、しかも恋愛映画は自分の役目じゃないと勝手に思ってたから、純粋にびっくりしました。
それぞれの仕事に向けるエネルギーの違いは僕のなかではないつもり、すべて100%でやってるつもりなんですけど、とは言え、やっぱこれは特別でしたね。映画で、しかも主演で。お芝居にすごくフォーカスを当てた期間だったし、人生でこういう役をできる時期はすごい短いじゃないですか。貴重な経験ができたなあって思います。
あとは純粋に、こんな楽しいんだ! って。あんまり自信なくて、やりながらも大丈夫かなってしょっちゅう思ってたんですけど、でも、楽しいなあって。すごく思い出に残りました。印象深かった期間が、ひとつの作品として残っていくっていうのもうれしい。10年後にまた観たらどういう感情になるんだろうって想像するのも楽しいです。
■女の子には言えない
──演じたのは人気者の三浦界。基本的に“塩対応”なのに、ヒロイン石森羽花の世話を焼く役柄です。ご自身との共通点は?
体の細さ(笑)。共通点って言ってもいいんじゃないですか。内面? 三浦くんの思考は、僕なんかより全然かっこいいんで。
──ラウールさんは、よくないと思ったことはちゃんと口に出そうと意識されていますよね? その点は似ていませんか?
うん。あーでも、僕たぶん、女の子にはできないんで。なんかね、男の人にだったら、僕も男の人だから、言えるし、言う。でも女の人は自分より存在が高いっていうか……将来奥さんとかができたら言えるかもしれないけど、いま女の子が横にいて「そういうことやめたほうがいいよ」とか言えないですよ(笑)。