「落とし物を拾ってあげたよ」っていうツイートでは、「お前が落とさせたんだろ」「自作自演だ」とか言われたりもするから、こういうのは、けっこうムカつくね(笑)。
たまにイライラが爆発して「もうしばらくエゴサーチしない!」とかって思ったりすることもあるけど、次の日、また見ているのがいつものパターン。
もうボクは、エゴサーチをしないと生きていけない身体になっている。
正直、つねに見ているから、よく書き込んでくる人のアカウントはもう覚えちゃった。
●批判のない世界では成長できない
エゴサーチしていると、いろんな言葉を浴びせられるから、精神的にしんどくなってしまうこともあると思うけど、ボクにとっては絶対必要な作業だね。
やっぱり、批判のない世界だけで生きていると、自分のチカラを過信してしまう気がするんだよね。どんどん調子にのっていって、いつか自分が見えなくなるような気がする。
良い気分はしないけど、人の評価をちゃんと受け止めることって、生きていく上では大切なことだと思うんだ。
周囲にイエスマンしかいない状況では、きっと人は成長できない。
ボク自身も、いろんなコメントを見る中で、「なるほど」って考えさせられたことも少なくない。
反省したことだって、たくさんあるしね。
仕事やプライベートが順調な時こそ、エゴサーチして、自分の行動や発言に改めて向き合ったほうがいいなって思ったりもしてる。
だから、ボクには、エゴサーチは絶対必要なんだ。
自分が何かを発信していくかぎりは、炎上したって、この先もやめるつもりはない。あまりに的はずれな批判はちゃんとスルーするしね。
もちろん、これは誰にでも当てはまることじゃないから、ほんとうにしんどい思いをしている人は、エゴサーチなんか続けちゃ駄目。
向き不向きは、絶対あるから。
そこは無理せずに、自分で見極めてほしいしん。
(構成/AERA dot.編集部・岡本直也)