イラスト/いらすとや
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(週刊朝日2021年7月23日号より)
(週刊朝日2021年7月23日号より)

 シニア世代が働く機会は、今後間違いなく増える。4月には「70歳就業法」が施行され、元気なうちは長く働く環境整備が進む。だが、いつの時代も大事なのは自分に合った働き方。ITの進化で登場した便利なサービスも上手に使い、好きなときに必要な分だけ働く「ちょい職」を実践してみよう。

【好きなときに必要な分だけ働く!「ちょい職」がうまくいく5カ条はこちら】

 ウェブサイトのデザインから、音楽や動画の作成、外国語の翻訳、就職・法律相談、エントリーシートやレポートの添削、占いまで──。

 個人が持つ「スキル」を売り買いできる「ココナラ」のサービスには、売り手と買い手を合わせ約200万人が登録し、200種類以上、40万件のスキルが“取引”されている。

 スキルと言っても大げさに考える必要はない。その人にしかできそうもない技術や知識もあるが、自分にだってできそうと思えるものも少なくないはずだ。

 同社のサイトを見ると、「デザイン」「占い」「ビジネス代行・コンサル・士業」など、カテゴリー別にスキルを出品したり、探したりできる。たとえば「キャリア・就職・資格・学習」のカテゴリーには「経済学のレポート、課題、勉強お手伝いします」(4千円)、「エントリーシート・志望動機0からフルサポートします」(1500円)といったタイトルが並ぶ。

 それぞれをクリックすると、納期や値段など詳しい内容から出品者のプロフィル、さらに販売実績や利用者の評価がわかる。「これなら自分にもできそう」と思ったら、しめたもの。ほかの出品者の紹介画面を参考に、実際に出品してみるとよい。やり方次第で、うまく買い手がつけば報酬がもらえる。

 広報チームの柳澤芙美リーダーは「利用者は20~40代が6割を占めますが、シニアの利用も増えています」と言う。

「知識や経験が豊かなシニアほど役立つスキルは多いはず。ニッチなものでも構いません。同僚や家族からよく聞かれることや、かつての自分が困っていたことを思い返してみるとよいでしょう」

 現役時代の人事経験を生かし、社会人や学生向けの相談に乗り、月に数万円を稼ぐ60代男性もいる。相談はビデオチャットを通じて60分、社会人向けが6千円、大学生向けが3千円の設定だ。企業の担当者に新卒採用の集め方を教えたり、学生向けに面接への臨み方を伝授したりする。

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池田正史

池田正史

主に身のまわりのお金の問題について取材しています。普段暮らしていてつい見過ごしがちな問題を見つけられるように勉強中です。その地方特有の経済や産業にも関心があります。1975年、茨城県生まれ。慶応大学卒。信託銀行退職後、環境や途上国支援の業界紙、週刊エコノミスト編集部、月刊ニュースがわかる編集室、週刊朝日編集部などを経て現職。

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