五輪開会式では、テニスの大坂なおみが最終聖火ランナーを務め大きな注目を集めたが、プロ野球界の“レジェンド”長嶋茂雄氏、王貞治氏、松井秀喜氏も聖火ランナーとして登場し、負けずに存在感を示した。64年の東京五輪後、日本は大きな経済発展を成し遂げたが、その傍らでNPBは国民的娯楽として希望を与え続けた。そんなNPBを象徴する3人の登場は、紆余曲折あった開会式を収めるだけの説得力を感じた。

 今回の五輪では、柔道や競泳、卓球などの“メダルラッシュ”が国民を歓喜させているが、今後は決勝トーナメントに進出した侍ジャパンが日本国民を喜ばせる番だ。各選手が己の実力で注目度と露出度を取り返せるチャンスでもある。金メダル獲得で“大谷一強”の状況が変わるかもしれない。

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