その他で、女性アスリートが競技中に何を着用するかで話題となるのがゴルフ。ここ数年、国内では女子ゴルフ人気が高まり、プレー中のウェアなどに注目が集まることもある。国内ツアーに参戦していた韓国ゴルファーのアン・シネは“セクシークイーン”と呼ばれ、短めのスカートを着用するなどビジュアル先行という感もあったが、全米女子プロゴルフ協会(LPGA)では、むしろその逆の流れを行っている。

 LPGAは2017年にドレスコードを厳格化。胸元の開いたトップスの着用が禁止され、スカートに関しては「膝を曲げた時などを含め、いかなる時も内側が見えない丈の長さでなくてはならない」などの規定が加わった。今のところ、国内ツアーではこういった動きはないが、少なくとも米国では女子選手の“お色気”という部分を排除しようとしている。

 ここで触れた以外の競技も含め、まずプレー中に着用するユニフォームを変えるというのが問題解決の“対抗策”として大まかなトレンドになっていくのだろうか。だがスポーツによっては、競技の特性上どうしても肌の露出が多いユニフォームになってしまうこともある。ビーチバレーのケッシーが語るように、まず選手個人が何を着るか選ぶ権利を確保し、その後の部分については、結局は個人のモラルに頼らなければならない問題なのかもしれない。

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