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お盆~8月末の「天気のポイント」は、大雨と気温差です。季節が逆戻りして急に厳しい残暑になる所が多く、九州から近畿は、特に気温差が大きくなるでしょう。9月上旬にかけても残暑が続きますので、まだまだ熱中症にも注意が必要です。気象庁が発表した、最新の1か月予報です。

北海道・東北・北陸~九州北部で「大雨」

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気象庁は12日、1か月予報を発表しました。

それによりますと、天気のポイントは2つ。1つは大雨です。

お盆~来週中頃にかけて、本州付近には前線が停滞する予想です。さらに前線に向かって、大雨のもとになる「暖かく湿った空気」が流れ込む時期があるため、向こう1か月全体の降水量は、北海道や東北、北陸、近畿の日本海側、山陰、九州北部地方で「平年より多い」予想です。

中でも、北海道の日本海側では、6月下旬から降水量の少ない状態が続いていて、今後2週間程度は少雨が続く見込みです。ただ、8月末以降は天気が周期的に変わるため、向こう「1か月全体の降水量」をみると「平年より多い」予想になっています。

実は、8月~9月は、いつもの年ですと、台風の発生数が増える時期で、関東から西の太平洋側を中心に、降水量が多くなることが多いのです。ただ、今年はちょっと違います。大雨エリアがシフトして、北海道・東北・北陸~九州北部で、「平年より多い降水量」が予想されています。大雨による土砂災害や、川の増水・氾濫、低い土地の浸水などに、警戒が必要です。

九州~近畿は「気温差大」 熱中症にも注意

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そして、天気のポイント、もう1つは、気温差です。週ごとに詳しく見ていきます。

8月14日~20日の平均気温は、北海道~東海・北陸、沖縄・奄美は「平年並み」ですが、近畿~九州は「平年より低い」でしょう。8月上旬は、一年で最も暑い頃という所が多いのですが、暑さのピークを過ぎたとたん、急に、しのぎやすくなった印象を受けそうです。

ただ、8月下旬からは、また広い範囲で、暑くなるでしょう。8月21日~27日の平均気温は、沖縄・奄美は「平年並み」ですが、九州~北海道は「平年より高い」予想です。

特に、九州~近畿は、前の週との気温差が大きく、季節が急に逆戻りするでしょう。一度、しのぎやすさを体感した後だけに、暑さが一段と体にこたえそうです。急に暑くなった日も、熱中症を引き起こす原因の一つです。8月も下旬ですが、まだまだ熱中症には注意が必要です。

そして、この残暑は、9月にかけても続く所が多いでしょう。8月28日~9月10日の平均気温は、沖縄・奄美は「ほぼ平年並み」ですが、九州~近畿は「平年並みか高い」、東海・北陸~北海道は「平年より高い」予想です。暑さが長続きしますので、体調を崩さないよう、十分お気をつけください。

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