「今妊娠7カ月で、11月頃に出産予定です。おなかもちょっとずつ大きくなってきて、目立ち始めました。彼も五輪から帰ってきて、『ちょっと見ない間にこんなに大きくなるんだ』って喜んでいました」
子どもが生まれたら、おのは本格的に仕事復帰を考えているのだろうか。
「彼は『息抜きになるんだったら、仕事を続ければいいんじゃない』と言ってくれています。スポーツ関係や食事、ダイエット、子育てなど自分に近い範囲のことで、みなさんと共有できるお仕事をしたいと思っています。今は体も動かせるので全然大丈夫ですけど、子どもが生まれたら、周りにサポートしてもらいつつ、できる範囲で仕事を続けていきたいです」
塩浦選手の次の目標は、3年後のパリ五輪でのメダル獲得だ。
「今回はリレーで出場しましたが、彼は本来は50メートルの自由形を主戦場としています。パリ大会では50メートルとリレーで活躍してくれることを期待しています。その頃には、生まれてくる子どもも、おしゃべりができるように成長していると思うので、子どもの記憶に残るような泳ぎをしてもらえたらうれしいです。夫が0・01秒を競う競技を続けて行く上で、最大限のサポートしつつ、自分も日々楽しく過ごしていけたらいいなと思っています」
(AERA dot.編集部・上田耕司)