10人のうちメンバーに選ばれたのはソウタ、シュント、マナト、リュウヘイ、ジュノン、リョウキ、レオの7人だった。リュウヘイはまだ中学3年生。残りのラン、レイ、ショウタは脱落したが、 BMSG とショウタはアーティスト契約、ラン、レイは育成契約の話し合いをすることに決まった。

 脱落した3人について、オンライン会見でソウタに直接質問した。

「僕がここにいられるのも、最終審査のパフォーマンスができたのも、ホントにあの3人のおかげ。あの3人がいるからこそ、僕たちのモチベーションははるか高くまで昇りつめられた。その前に落ちた5人、テン、ナオキ、シュンスケ、タイキ、ルイも合宿が始まってからずっと一緒に戦ってきたメンバー。一緒にこの先も背負って行きたいと思いますし、日高さん(SKY-HI)が、こうやって最後、脱落した3人も共にいる場所を作っていただいているので、確実にいい音楽をメンバーと作りたいと思っています」

「スッキリ」の木曜レギュラーコメンテーターで、国際ジャーナリストのモーリー・ロバートソン氏は、間近で「THE FIRST」を見続けてきた思いをこう語った。

「メンバーが真剣勝負をして成長していく姿に、視聴者も共鳴できるオーディション番組に仕上げたのは、すごくよかったと思います。現場に密着してリアリティー番組のように撮る手法は、制作側にもすごくバランス感覚が要求される。下手なやり方をすると、(演出などで)傷つく子が出てしまったり、プライバシーを踏みにじることにもなりかねません。今回はそこまで個人のプライバシーにカメラが踏み込んでいなかったのがよかった。中学生、高校生のメンバーもいたけど、カメラが彼らを守っていた。合宿を終えたメンバーが、自分の人生の宝物になったという感想を言っていたのは本心だと思います」

 新グループの「BE:FIRST」、またプロデューサーのSKY-HIには今後こう期待する。

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「メンバーを大事に育ててほしい」