朝の情報番組「スッキリ」(日本テレビ系)で放送されているボーイズグループの発掘オーディション「THE FIRST」が最終章を迎えた。13日、プロデューサーを務めるSKY-HI(日高光啓、34)が同番組に生出演し、デビューメンバー7人を発表した。
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SKY-HIは約1億円の私財を投じて、昨年9月にグループのマネジメント兼レーベル「BMSG」を設立するなど、情報番組のコーナーとは思えない大型プロジェクトとなった。
「スッキリ」では昨年、世界的プロデューサーのJ.Y.パーク氏が率いる日韓共同プロジェクト「虹プロジェクト」とコラボし、ガールズグループ「NiziU」が誕生するまでを放送して話題となった。「NiziU」はまたたく間に人気グループとなり、昨年末の「NHK紅白歌合戦」にも出場した。
こうした前例もあり、今回も視聴者の注目度は高く、ネット上では、デビュー前から「THE FIRST」にハマったファンは「ザスト民」と呼ばれれ、ツイッターなどで盛り上がりをみせた。
記者も「完全版」が配信されているHuluで全20話をすべて見るほど熱中し、最終審査に残った10人から誰が選ばれるのかハラハラしながら、最終発表を待った。
「スッキリ」では事前にデビューメンバー「5人」が決定すると予告されていたが、結果的には「7人」が選ばれるというサプライズ。グループ名はトップを狙うという意味を込めて「BE:FIRST(ビーファースト)」と命名された。
13日の「スッキリ」終了後、7人のメンバーと SKY-HIが出席してオンラインで記者会見が開かれた。記者が「NiziU」の成功事例を意識しているのかを質問すると、SKY-HIはこう答えた。
「J.Y.パークさんはいくつものグループを世界的に成功させている。自分たちは、既にあるところで成功するというよりは、今、日本にないのであれば作ってしまえばいいという(考え)。『居場所がないなら自分で作るさなんでもあり』という自分の歌詞にもありましたけど、それがまさに(新会社の)BMSGであり、『THE FIRST』です。『スッキリ』のバックアップがなければこの盛り上がりは絶対にあり得なかったですけど、実際に出るものは『NiziU』とは真逆かもしれない。ずっと自分はルーキーズって言っていたんですけれど、本当に公立の新設校で今から甲子園名門校に挑まないといけないみたいな、そんな気持ちです」