「セカンドチャンスを与えた巨人より、中田を放出した日本ハムに対して風当たりが強いですね。そもそも、中田が巨人の入団会見で暴行トラブルを謝罪するのがおかしい。日本ハムは本当に事態を重く見て出場停止処分を下したなら、少なくとも今シーズン中は他球団にトレードに出すべきではなかった。無期限の出場停止処分を下したのに、10日後に巨人のユニフォームを着て試合に出ていたら、ファンが怒るのも無理はありません。日本ハムの球団フロント、栗山監督は中田に対して甘すぎます」(スポーツ紙デスク)
栗山監督は大谷翔平(現エンゼルス)の二刀流を実現させたりするなど数々の実績を作ってきたが、17年以降は若手が伸び悩んでチームが低迷している。不動の4番を欠いたチームは後半戦再開後、7試合で計11得点。1試合の平均得点が2点以下と貧打に苦しみ最下位から浮上するきっかけがつかめない。
今回の中田のトレード劇は、栗山監督が原監督に電話で相談したことから実現したという。栗山監督の中田に対する「愛情」が野球ファンに理解される日は来るだろうか。(梅宮昌宗)