人の命や健康がかかっている大事なことなのに、専門家の意見も聞いちゃいないのか。菅首相、加藤官房長官、田村厚労相、西村コロナ担当相、赤羽国交相の5人にとって、あたしたちの命なんてただの数ってとこかしら。
で、こういう重要な物事を決めるときでさえ、政府は文書を残していない。
どうしてそういう結論となったか、あたしたちは知ることもできない。そうだと決めたからただ従えと? それとも国民に対しひどいことだとわかってやってるから?
最悪の政府だわ。
室井佑月(むろい・ゆづき)/作家。1970年、青森県生まれ。「小説新潮」誌の「読者による性の小説」に入選し作家デビュー。テレビ・コメンテーターとしても活躍。「しがみつく女」をまとめた「この国は、変われないの?」(新日本出版社)が発売中
※週刊朝日 2021年9月3日号