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安田大サーカスのクロちゃんが、気になるトピックについて“真実”のみを語る連載「死ぬ前に話しておきたい恋の話」。今回のテーマは「電流爆破デスマッチ」。先月、プロレスラーの大仁田厚さんと「電流爆破デスマッチ」で戦ったクロちゃん。電流が流れるバットで殴られるという危険な試合に出場するのはイヤだと何度も訴えていたが、マネジャーの独断で出場するハメに…。はたして結果はどうなったのか。クロちゃんが「電流爆破デスマッチ」を振り返る。
【写真】おもわず二度見してしまうツッコミどころ満載のクロちゃん宅の風呂場
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8月21日、ボクは大仁田厚と「電流爆破デスマッチ」(3対3のタッグマッチ)で対戦した。実は、この戦い、今回で3度目。前回の試合が終わった際に「痛いし、熱いし、怖いから、もう二度とやりたくない」って散々伝えていたのに、マネジャーが「死ぬ以外NGなしなのでOK」って、勝手に試合を承諾しちゃってた。おかしくない? OKかどうかは、ボクが言うセリフだよね?(笑)。
ちなみに「電流爆破デスマッチ」は、大仁田が考案した試合形式。電流を流した有刺鉄線がグルグルに巻きつけてあるバットで殴られるんだけど、これがめちゃくちゃ痛い。それに、殴られると、仕込まれている火薬が大爆発するしね。こんな試合、絶対やりたくないでしょ?(笑)
何度もいうけど、三度目はほんとうにイヤだったから、大仁田にしつこく誘われても、けっこううまく交わしてた。だって、ボクにメリットって、ほとんどないからね。「このまま逃げ切れるかな」と少し安心した瞬間もあったけど、結局やるハメになっちゃった…。記者会見とかも開かれちゃって、「あ、もうこれは逃げられないな」って、途中からは抵抗するのを諦めて、頭を切り替えたよ。
でも、ここからがけっこう大変だった。
万全な状態で試合にのぞむために、ジムに行く回数を増やしたりして、トレーニングを重ねていたんだけど、ボクがコロナに感染したことで、状況が一変。症状の悪化もあって、一週間まったく身体を動かせない状態になった。ベッドから、ほとんど動かない状態で数日いると、さすがに筋肉は落ちるね。特に、ふくらはぎの筋肉はかなり落ちていたよ。「こんな状態でプロレスの試合なんてできるのかな」って、けっこう心配にもなったから、コロナの症状が落ち着いてきた頃には、軽いストレッチや筋トレ、ベッドの周りをグルグル歩くなどの運動はしていたね。もちろん、先生から、ちゃんとOKをもらってね。入院中だったけど、多い時は、一日3時間くらいはトレーニングしていた気がするよ。