放送中のドラマ「ボイスII 110緊急指令室」(日本テレビ系)で、神奈川県警捜査一課の刑事・片桐優斗役での好演が話題の中川大輔。
【写真】中川大輔が「ムカつくー」と言われて喜んだのは、この人
この記事の写真をすべて見る主人公・樋口彰吾(唐沢寿明)に恨みを持ち、樋口が所属するECU(緊急指令室)をはじめ警察を翻弄するかのように残虐な殺人を繰り返す「白塗り野郎」こと久遠京介(安藤政信)。中川演じる片桐が、久遠の内通者だったことが判明、9月25日放送の第10話で、ストーリー展開のさらなる鍵を握る片桐優斗という存在について、中川に聞いた。
「視聴者の皆さんは、ECUの視点でドラマをご覧になると思うので、皆さんが敵対視、イライラするような役になってくれていたらいいなって思いながら片桐優斗を演じています」
どれだけ相手を本気でイラつかせることができるかということだけを考えていたという。
「メイクさんや衣装さん、そして真木よう子さんにも、『ムカつくー』って言われたので、役作りできていたのかなと思っています。視聴者の方からの『イライラします』『殴りたいです』というメッセージも見かけるようになって、それがすごく嬉しくて、スクショして保存しています(笑)」
中学生時代、夕方の再放送で見ていた「踊る大捜査線」が大好きで、刑事役は、俳優としてデビューしたときからの目標だった。
「途中から捜査する場面が増えてきて、捜査員を後ろに引き連れて、無線で話しながらビルに突入するシーンや、車で逃走する犯人を走って追いかけるシーンを撮っているときに、刑事モノを撮ってるなという実感がわきました」
「踊る大捜査線」では、織田裕二演じる主役の青嶋ではなく、柳葉敏郎演じる室井に魅かれ、室井のまねをよくしていたという。
「独特な口の動かし方とか(笑)。昔は何も考えずに見て、まねをしていたんですが、あれって役作りということなんですよね。そういうアイデアひとつで中学生の僕をひきつけてくれたというのって、今思うとすごいことだなと感じます」