9月中旬に、代理人の男性は上芝弁護士から呼びだされた。東京・南青山にある弁護士事務所で、上芝弁護士と会った。
そこで告げられたのは、「まだ会わせることは出来ない」という内容の言葉だったという。
「どれほど理不尽であっても、我々は小室さん側の返事を待つしかない」(代理人男性)
そのとき、代わりに上芝弁護士から告げられたのが、小室圭さんと話し合うという提案だ。
上芝弁護士は、先の『女性自身』の取材に対して、こう回答を寄せている。
<圭さんが母親に代わってX氏と話をすることを提案し、先日お返事をいただいたので方法等について調整中です。
母親の状態と圭さんの意向についてはX氏に伝えていますので、先方も理解しています。>
だが冒頭の通り、元婚約者サイドは、「了承していない」と主張している。
「上芝弁護士から連絡をいただいたら、むげには出来ません。なので、『なぜ圭さんが出てくるのか説明して欲しい。そうでなければ、判断できない』と書いた『お返事』を、確かにしました。それを小室さんサイドは、『お返事』と表現して元婚約者が『了承』したように伝えている。『方法について調整中』なんて、とんでもない。全くの白紙ですよ」
確かに、女性自身の記事によれば、上芝弁護士の回答は元婚約者サイドが「了承した」ではなく、「お返事」というあいまいな表現を使っている。
AERAdot.がこの回答内容について上芝弁護士が所属する弁護事務所に宛ててFAXで質問状を送ったところ、事務所は次のような返事だった。
「FAXは上芝弁護士の机の上に置いているが、ずっと不在なので(状況が)わからない」
「眞子さまの結婚」について小室さんの就職やビザの取得、宮内庁が正式発表するなど、プラス材料に限ったスクープ記事が新聞各社やテレビ局から連発されて来た。スクープ記事に誘導される形で世論の地ならしも、加速する形で進んでいる。
なんともあと味の悪い、「結婚」になりそうだ。
(AERAdot.編集部 永井貴子)